ご体験内容

ご体験の流れ

1. flow1

   日本刀を識る

   日本の美術品でもあり、日本古来の武器でもある日本刀。日本刀は武士の宝であり、命でもあり、自らを護る神聖な護符でもありました。ではなぜ、武士の魂になりえたのか。それは、日本刀の持つ深い製造工程や、職人の繊細な細工、一つ一つ替えのきかないパーツにあるのです。千夜賀風では、日本刀を持つ前に日本刀の持つ深い造詣をお伝えいたします。

   

2. flow2

   着物・袴という文化を着る

   日本の文化である着物。皆さんは今までどれくらい着る機会がありましたでしょうか。着物は、現代人にとっては着るのも保存するのも面倒…と思われるかもしれません。ですが、実は一つ一つにきちんとした意味があり、また粋なおしゃれ心があり、素晴らしい文化の結晶なのです。着物に袖を通し、草履を履き、一歩踏み出した時の背筋の伸びる感覚は、日本文化を直接着たという感動を身体が感じるからかもしれません。

   

3. flow3

   抜刀で重みを識る

   現代ではさまざまなカルチャーから、抜刀や刀を扱う場面を見ることができます。画面越しでは軽々と刀を振っているように見えている真剣。実際に手に取ってみると、軽々と扱えるような代物ではないことがわかります。実際の重みと、武器としての重みと、歴史を感じる重み。さまざまな思考が折り重なり、実際より深く重いことを感じることと思います。

   

4. flow4

   居合で虚像を斬る

   「静動」が一如となって一連の動作をすること、それが居合の妙諦。平常心を保つこと。雑念を払うような集中力。そして純粋な感動。無心に刀を抜き、血振りの動きで残心を感じ、静かに鞘に納める。この一連の動きを経ることで、あなたの心にもきっと残心が訪れることでしょう。居合に持っていたイメージを大きく覆すこの体験。刀を持つ武士の想いが現代のあなたにめぐります。

   

5. flow5

   試し斬りで心に触れる

   武士が刀でさまざまなものを斬る。そんなシーンを一度は見て憧憬を抱かれた方もおられるのではないでしょうか。ここまでの千夜賀風の体験で刀が持つ畏れや魅力を知ったあなたは、そんなシーンとは全く違うことを体感するでしょう。試し斬りでは自身の心模様が刃先に如実に表れます。刀は正直な生き物のよう。自身の心の動きに驚くことでしょう。

   

6. flow6

   畳むという文化を織る

   自身の身に威厳と文化を纏わせてくれた着物や袴。脱いだ時、あなたの身体は緊張感から解放されたように感じることでしょう。そのように自身に「威厳と文化、緊張感」をもたらしてくれた着物と袴に礼儀を持って、織り目正しく畳むことは、着物や袴の美しさはもとより、伝統や文化という価値を守ることにつながります。通常の衣服ではなかなか識ることのできない「身につけるものを大切に畳む」という体験から、美しき日本文化も体感してみてください。